このたび、国立大学法人熊本大学と一般財団法人化学及血清療法研究所は、本年4月1日付けで「抗ウイルス療法・血液疾患研究共同研究講座」を熊本大学内に設置いたしました。
本共同研究講座では、血液系疾患治療の実際の把握と新規治療法(薬)を探索することを目的とし、以下の課題に取り組んでまいります。
HIV等の感染症に伴う免疫系細胞の異常症に関する臨床実態の把握
出血性血液疾患もしくは凝固異常症に関する臨床実態の把握
新規抗ウイルス療法、凝固促進療法または抗凝固療法の技術開発に向けた調査・研究
上記異常症に関して、臨床における治療実態を把握することにより、これらの異常症患者が持つ潜在的ニーズを集積し、新しい治療法(薬)の開発につなげます。
本共同研究講座の設置により、新規研究領域の開拓とその研究成果の公表、高度な研究能力及び マネジメント能力を有する人材の育成、産学連携等の推進が期待されます。